能力不足や知識不足で苦しんだ経験はありますか?
私はガッツリ経験しました。馬鹿さ加減に悲しくなります。。こんな時に同僚や社内の仲間の助けは嬉しいですよね。但し、場面によりますが。
思い出すのは努力以上に他力が目立ちしてしまったOさんです。
印象の良い派遣社員Oさん
派遣社員Oさんはアラフォーながら美人で穏やかでいつもニコニコした既婚者でした。知識や経験は聞く限り浅く、派遣されてきた当初は仲間意識のような感情を持っていました。当然慣れない仕事で悪戦苦闘するのですが、半年経過しても進歩が見えず想像以上にこの職場が彼女にとってミスマッチであると誰しもが思うレベルでした。
・計算が苦手
・仕事の流れもイマイチ理解せず場当たり
・注意すると泣く
直接一緒に働かない限りは温厚で優しそうだなで終わるのですが、教える立場の同僚達は「自分の教え方が悪いのかな」「今回もたまたまミスしたのかな」も半年経つとカオス状態です。彼女を生かせる業務があるかもしれない、と半年後・一年後で配置換えが2回あります。その地域にしては時給も高めでOさんも辞めるという選択には至りませんでした。
助け舟参上
そんなOさんにも強い見方が現れます。
2度目の配置換えで同じ担当になった男性Mさんです。Mさんは有能な反面、能力の無い者を冷遇する性格の持ち主ですが『気に入った人』には熱烈に好対応をする人です。
おそらく恋愛感情であるのは明らかでした。Oさんに注意をする人に対して論破したり、Oさんの作業にずっと寄り添い助言をしたり。
仕事上のメールの文章の文言から添付のExcelデータまでサポートというより全部やってあげているのがバレバレでした。
しかしながら、子育てでも過保護にすると本人にとって逆効果になるように周囲から反感を買ってしまいます。更にOさん自身はそれでも頼り切ってしまい、Mさんもかばい続けるのでMさんと同僚達の関係も悪化、2人だけ浮いた存在になってしまいました。
もちろんここで女性陣からの非難の対象となります。
最後の配置換え
OさんにゾッコンのMさんを引き離す為にOさんの3回目の配置換えがありました。もう他に異動する場所はありません。異動してもMさんは足しげくOさんのデスクへ通いサポートし続けていました。作成した資料は相変わらずM臭の漂う内容で2人の仲も相変わらず。。社内の噂の的になり最終決断。。
Oさん派遣切りで幕を閉じました。
パラサイトでも2年間はイケるな、って思いました。
いつも考えている事
仕事では誰かの真似をしたり参考にするのは必要です。しかし、自分で考える事を辞めてしまったらおしまいだと思っています。
例えばメールなら定型文はつきものですが、内容によっては自分の言葉で伝える重要さもあります。また、次はどう動くか考えるのも当然です。
受け身の極みである彼女を通して学びました。
