地方の会社もIoT化の進む毎日に、一部のロスジェネには厳しい世の中です。
私はマクロとかよくわかりません。。そしてこれは、ある会社の出来事です。
社内ニートは突然に
今に始まった事ではありませんが機械化の波は部品検査の職場にもやって来ます。高校を卒業して20数年間検査の仕事に従事しベテランだったロスジェネの窓際男さん、機械やパソコンがほとんど難解で理解不能のようでした。勿論、上司や同僚も機械を使えるように心を砕きましたが、本人の諦めが早く、努力が感じられませんでした。それでも周囲はきめ細やかなサポートをしようとしましたが、本人が拒否しました。
彼はベテランではありますが、非常に意識低い系の社員です。『同僚とチームで仕事する』や『後輩の面倒を見る』などは放棄し、いつまで経っても新人さんと同じレベルの年間目標を掲げていたのです。
『腐っても正社員』でしょう。
ホワイト企業で浮く
パワハラもないホワイト企業の上層部も対応が優しすぎたのかもしれません。窓際男さんも暇を持て余し心が苦しいまでは同情を誘っていました。
しかし彼は、自らがかわいそうな社員であると風潮。
誰かをつかまえては立ち話。
お金を貰ってるの覚えてますかー?
あれあれ?風向きが変わってきました。
雲行き更に悪化
部署内で彼の出来る仕事を見繕うことになりました。仕事は探せばいくらでもありました。
しかし彼は、自ら勤続20数年のプライドだけは残っています。
『こんな簡単な仕事を俺にやらせやがって』
『俺のやるような仕事じゃない』
と言い切ったのです。
少しずつ、同僚が遠巻きになって
予想通りの対処…配置換え。
ベテラン社員という人材を放置するわけにはいきません。ほどなくして欠員のある部署にて経験が生かせなおかつマシンやパソコンに疎くともOKなポジションへの異動となりました。やったね窓際男さん。
奇跡…1か月で出戻ってくる
異動して数週間。。。
正式な異動だったのになんと彼は1か月で異動先から戻ってきました。
おかえり!ってなりませんよね。あっ、戻ってきたんですかそうですか。という微妙な空気になりました。
何があったか…『俺のやるような仕事じゃない』をまた言っちゃったみたいです。異動先(元)には速攻で新しい人材を入社させ、優秀だったのでもう窓際男さんは行く先はないです。
社内を放浪し続ける
会社が許容する限り、彼は社内を放浪し続けるでしょう。今の時代、正社員を簡単に解雇できるわけもありません。
幸せなのか不幸なのか、それは本人次第ですが。
定年まで残り20年。
