伝統的な縁故採用。個人情報や人権が守られる現代、縁故だから安心だというメリットもあると思います。しかし、デメリットも多いのも縁故採用。
今回は既卒の転職縁故の皆さんのお話です。
おしゃべり多めの縁故ちゃん
役員の親類という事で若くて可愛い事務職の女性が入社しました。余裕がある仕事なので他の社員と一緒に朝から定時までキャッキャとおしゃべりしています。社内でも悪目立ちしていますが、上司は注意する勇気が無いみたいで我関せず。
派遣社員がキレて注意していました。情けないですね。
たらい回しの縁故ちゃん
役員の知人のご子息が転職にて入社しました。慣れると手を抜く部分が多く、問題行動も度々起こしたので異動の連続に。とうとう問題を起こしにくい2人きりの東北地方の事業所に転勤になりました。クビにされないのがスゴイですね。
夜のお店のお客様経由~縁故ちゃん
夜のお店には社長さんとか部長さんとか偉い方々がいらっしゃいます。生活の為に夜働いている女性の中には昼間の安定した仕事を求めている場合も多いです。
そんな時に偉いお客様から「うちで働かないか?」と誘われた女性は喜んで入社するでしょう。給与まで最低の希望額も言えたそうです。
そこから先が大変です。愛人疑惑を持たれたり、女性社員同士の噂になったり、夜の仕事より生き抜くの大変そう。。。
勤務時間内に新聞を読みだす縁故ちゃん
社長の旧友のご子息が入社しました。社長が来る度に「お父さんは元気かとい」と話しかけている様子を同僚達は見せつけられ、特別な新人だと認知されていました。
期待していた部分もありましたが、彼は図に乗ってしまいます。5分前出勤、そこからお客様が読む雑誌や新聞の横の席に座り新聞を読みます。朝礼が終わったらまた続きを読みます。電話は出ません。目の前で電話が鳴っていたら誰か呼びます。
この態度が上層部の逆鱗に触れ、叩き直しが始まったそうです。今では立派な専務さんになりました。良い職場に恵まれましたね。
選挙で2週間休暇を取る縁故ちゃん
地元の議員さんのご令嬢が転職されてきました。業務態度はマイペースながら至って真面目で周囲からとても好かれていました。しかし彼女は議員の娘なのです。。
選挙活動が始まれば親の当選の為に2週間は仕事を休みます。どんな時期でも、です。
田舎だと暗黙の了解ですね。『田植えで休む』スタッフもいますからね~。
ウグイス嬢として声をからし挨拶回りし、スタッフを仕切り、まるで会社での姿は仮の姿のようにリーダーシップが素晴らしいです。2代目はきっとこの娘さんなんでしょう。でも、会社員だってこと忘れないでね。
権力のある人の口利きまではできてもそこから先の会社員人生は、自分の力で大きく左右されます。風当たりも強く、縁故だと後ろ指刺されぬように人一倍努力された人も多く見てきました。縁故の有無に関係なく、あぐらをかいてはいけないの一言に尽きると思います。
縁故入社した皆さんのより一層のご活躍をお祈り申し上げます。
