20代は社訓唱和する会社で元気に大声を出していたnegimenmaruです。
コロナも梅雨もブラック企業は関係な無しなんて話も聞こえて来たり来なかったり。
サービス残業の毎日
『残業代が貰えないのが当たり前』で働いていた内勤Oさん。パートさんは5時になるとおもむろにタイムカードを押しに行き、戻ってきて仕事します。社員達はタイムカードは帰社時に時間通りに押しますがどちらにせよ残業手当は頂けないのです。そしてみんなで仲良く21~22時以降まで働きます。
ある日おかしいと気付く
ある日、中堅工場勤務の友人と勤務体系を話しました。すると友人の職場は時間通りに給与が支給さる、と。しかも定時退社の時はタイムカードの前に並んで定時ジャストにみんなで勢いよく帰るというではありませんか。工場での肉体労働だから勤務時間がはっきりしているのかな・・と思いつつ自分の会社に疑問が湧きます。
役立たずの労組がほんの少し動いた
サービス残業により退職者が増加し、労組が動き出しました。とはいっても当時は平成不況の真っただ中。中堅企業の労組は力が弱く、なんといってもサービス残業は一部の部署の問題だったので対岸の火事に手を貸さない無能労組でもありました。その中でもOさんと仲間達は訴え続け労組から質問状が経営陣に送られました。
結果経営陣からの返答は
・・日常業務の延長は残業ではない
会社の偉い人がこう回答したのです。平社員にとって経営陣の回答は絶対であり、それが正しい内容だと思ってしまいます。この解釈か、なるほど。と納得してしまいました。
キターー日常業務じゃない業務!!
数年後、会社の管理システムが一斉に変わる時期がありました。移行データの確認など仕事量は膨大です。今まで残業が無かった部署も皆残業になりました。
ここで日常業務の延長は残業ではないという言葉を振り返り、残業申請を申請しました。そして残業代はしっかり支払われました。相当な額です。
ここで改めて気付いたのです。
「日常業務の延長って何」
「毎月こんな残業代を捨てていたのでは」
『残業代が支給される会社で働きたいです』と言って会社を退職したそうです。
やっと洗脳が解けましたね。