脱サラ飲食業失敗~あるある話

マンション購入のタイミングで仕事を…

ロスジェネ世代真っただ中のYさんは30代後半で中堅会社の営業マンと言う肩書きを捨てる覚悟をしました。理由はずっと夢見ていたカフェ経営です。彼の亡き両親も数年前まで長年喫茶店を経営しており、古い店舗が残っていたのです。リフォームすれば自分らしいカフェ経営ができるわけです。
前向きな理由に思えますが裏を返せば、精神的に参ってしまい仕事を辞めたかったのです。お世辞にも優秀ではなかった万年平社員、職場で数字を上げられず罵倒される日々。妻は転職には賛成ですが、まさかマンションを購入したばかりの現状で自営業を決断するとは驚いた事でしょう。本人は会社員に疲れ切ってもっと自分の采配で仕事できるカフェに気持ちが向いてしまいました。
退職金を使い店舗リフォームや設備工事を行いオープンさせる、最初は一人でできるようこじんまりした作りにして、メニュー数も絞り自分のこだわりのメニューだけを提供する事にしました。

時代錯誤

団塊の世代の親が経営していた頃の喫茶店と現代は社会が変わりすぎています。それでも「この立地なら近くのサラリーマンが来る」「近所の人が立ち寄る」と昔の記憶だけが背中を後押ししているようでした。妻はキャリアウーマンだったのでいざとなったら妻に支えてもらおうと思ったかは不明ですが、妻自身は「ダメだったら離婚しよう」と思っていました。

食材にこだわる

自分の店を持つというのは気合も入ります。安くてこだわりのある店にしたいと「肉は国産」「卵はこだわりの農家から」「コーヒー豆は厳選」と原価率が高そうな仕入れになりつつ開店の日を迎えました。

家族を大切にする

折角脱サラしてストレスも減ったのでせめて家族を大切にしたい、一緒に時間を過ごしたい、と思うのは自然です。子供が小さいうちは朝から夕方までの営業時間とし、早めに切り上げていました。子供は喜ぶけれどそれでカフェ経営は成り立つのでしょうか。

売れなくなってくると…

亡きご両親が経営していた頃の様にお客さんが来ない、こだわりの食材なのにお客さんが来ない、味には自信があるのに…ワンオペ経営もストレスが重なります。家族と一緒に時間を過ごす為に営業しなかった夜も営業を開始します。こだわりの食材である残り物は食卓へ。負のスパイラル感じます。

本当に事業がやりたかったの?

3年でお店は終了となりました。そもそも飲食店の経営は生き残りの厳しい世界です。転職や起業が現在の立ち位置の逃げになってしまうってはいけません。逃げたいだけなのか、本当にやりたい事があるのか、家族の将来を考えていたのか、今となってはリフォームされた小さな店舗跡が寂しく残ります。

投稿者: negimenmaru

就職氷河期に田舎の会社へ就職し安堵。と思いきや転職→退職→リーマンショック後の不況で年収180万の派遣社員に。転職を繰り返し年収250万の正社員→コロナ禍40代でまた転職。

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