従業員が300人を超える大規模工場は地方には数多くあり、工業団地とよばれる工場が密集したエリアも日本の風景の一部に溶け込んでいます。
知人Aはこの様な工業団地の工場を25年に渡り転々としました。早く定職について欲しいけど様々な話も聞けるので結構面白いです。
業績が良いからちゃんとした管理というわけではない
当たり前の話、として書いています。
組織がしっかりしていて安全管理や危機管理体制が万全だから業績に直結するとはいきません。それでもやって当然なんです。労働災害においてハインリッヒの法則というものがあります。三角形の一番上の重大な過失事故には、事故までいかない底辺300件のヒヤリハットがあるのです。危険予知の観点からも大変重要です。その部分を疎かにしたり、コスト削減のしわ寄せがそうのような部分に向かってしまうといずれ事故に繋がると思います。とは言っても起きてしまうのが労働災害です。
『こんな業績いいのにずさんな管理だなあ』
『ホワイト企業かと思ったら、現場はまだ怒鳴り声響く昭和だった』
『仲良しごっこで隠蔽してそう。。』
Aの25年の工場キャリアは残念ながら給与には反映されていませんが、目利きになった事は間違いないでしょう。
現場の従業員の作業着の【着崩し方】で民度確認
工場は基本的に作業着を着用します。他には帽子かヘルメットや安全靴でしょうか。そのような環境でも作業着を着崩している従業員が多かったら要注意だそうです。安全管理が徹底されていないか上層部が認識が低いのです。
【作業着のファスナーを胸まで下げている】
【安全靴のかかとを潰して履いている】
これは危険フラグの立つ現場あるあるです。
工場内の細かい部分もチェック!
規則が形式的になっており守られていなかったり、一般常識的な部分が欠けている風土にも要注意です。
【持ち込み禁止の携帯電話を持ち込み見て見ぬふりをする】
【トイレが汚い】
【仕事のマニュアルが皆無】
【休憩と仕事のメリハリがない】
【取引先など外部の見学者とすれ違っても挨拶しない】
大手企業ほど最古の機械や手法を守る
同業種の会社だと、似たような作業にも機械の古さが気になったそうです。特に、大手企業だから新しいという訳ではなく、むしろ古い機械が活躍しているといった経験の方が多いといいます。その為、『熟練』の人が幅を利かせているといいます。自分の居場所があるって大切です。
また、ある工場では30年前の危険な手法を現在も行っており別の工場に転職してその手法をスキルとして話したところ『昭和で終わった手法だよ』と大爆笑されたらしいです。
仲良しさんで部屋の出入りが多い
社内で仕事以外の付き合いもあるでしょうから、長年勤務すれば仲良しさんも増えます。その人の所属する部屋を出入りするのは悪い事ではありません。しかし、毎日遊びにやって来ては『ね~これ見て~』とキャッキャしながら細かい検査を行う部屋に何度も出入りする場合は、それが許される会社の風土を疑うそうです。
休み時間の度に隣の教室の親友に会いに向かう女子と同じですね。構内で追いかけごっこして走り回っている人がいたりフォークリフトが暴走していたりはあるあるらしいです。
知人はかつて働いていた工場でも大怪我や死亡事故があり、立ち入り調査を受けた事もあったそうです。その際には上層部より『この処分で済んで良かった』とも取れる話があり、悲しくなったと。。
今もAは(会社名は教えてくれない)上場企業の工場で勤務しています。同業他社の工場より数段古い体質とずさんな体制で驚いていました。コロナ禍で業績は好調のようです。でも『いつかこの会社はやらかすから長居はしない』と明言します。
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初めまして!
フォロー有り難う御座います。☺️
ブログの記事についてですが、一般社会にも言える事ですよね。
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こちらこそよろしくお願いします!いつも拝見させて頂いているのですが、フォローを失念しておりました。
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お返事有り難う御座います!
気にししないで下さい。
これからも宜しくお願いします。☺️
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