2021年4月より中小企業でも非正規雇用者への同一労働同一賃金対応が求められます。気になる人は気になっているし『とにかく契約が継続出来たらいいや』と思っている人も・・。大企業は既に施行されており、派遣社員であれば派遣会社や派遣先会社によっても対応は多少違えど『変わったなあ』と感じている数名の知人達とのお話しです。
①待遇差が少し埋まりただ喜ぶ
『給与が上がってラッキー』『交通費付いてラッキー』と給与や手当の上乗せに単純に喜んでいるだけの人もまあまあいました・・だから自分が何をしなければならないのかどうあるべきかと考えて欲しかったです。
②メンドクサイと感じる
派遣会社はセミナーや研修といった勉強する機会を設けなければなりません。その為、『勉強マジだるい』『仕事してたほうがいい』などの愚痴もよく聞きます。
③自分が甘やかされていたと思い知らされる
教育などのスキル向上の動きがあるという事は、派遣社員自身もスキル向上が求められるという意識があります。陰で他の派遣社員からも後ろ指を差されるような派遣社員さんって結構いるんです。いつもだるそうに働いていたサボり魔ちゃんは『今まで私は甘やかされてきた、厳しい時代になったよ』と改めて危機感を口にしていました。
甘やかされていたって気づいてた事に一番驚きました。
④追い風になる・向かい風になる
今まで横並び扱いされていた派遣社員の中で実は有能な人などは待遇面で差が付いてくると思います。積極的に正規雇用に切り替える会社もあると聞きました。
その反面、厳選した派遣社員のみ残したり今までよりスキルの高い人材を派遣会社に求めたりという会社もあるそうです。会社も本気で【いずれ直接雇用】と考えているのかもしれません。向上心に掛ける【サボり魔派遣】にとっては厳しい状態になる可能性も有り、今後はより一層正しい評価がされそれなりに働きやすい環境のホワイト派遣先には【本意派遣】【不本意派遣】どちらでも真面目に効率よく働くという当然の状況になるのかと思います。
どうするロスジェネ
私が同一労働同一賃金について話し合っていたのはアラフィフからアラフォーのロスジェネ派遣さん達です。なかには長年就業した会社を契約満了になったり、辞めて新しい事にチャレンジしようと考えている話もありました。年齢的に失敗はかなりダメージになりますし私自身も転職には相当なパワーを要した経験からその気持ちはよく分かります。
友人の会社は、正社員での中途入社は30代までで、40代は派遣社員から様子を見て3年後正社員にする仕組みだそうです。理由は様々あれどお互い頑張りましょうとしか言えません。