当然ながら、会社で仕事をするというのは様々な能力が必要です。
リーダー性があったり、縁の下の力持ちの人もいますしムードメーカーや面倒見のいい人などそれぞれが役割や能力を生かしています。
人の出入りが多い会社では、知識経験豊富な中途採用が欲しくても雇用条件で折り合いがつかない場合もあるでしょうし、必死で取り組むからとりあえずチャンスをください!という未経験の熱意MAXの人もいます。
私が20代に働いていたちょいブラックの会社での経験はそんな出来事でした。
話が上手な元気者と陰気な社労士
私が入社した翌月中途採用で入社した2名は当時20代後半で、人員不足の営業担当に配属されました。その二人、光と影のような全く逆の人物だったのです。
元気な人(以下元気さん):明るいし馴れ馴れしいが面白く、好かれる
高校卒業後実家の板金工場を手伝っていた
陰気な人(以下社労士さん):社労士、口下手、大企業を退職
なぜ営業に応募したのか謎のコミュ障
元気さんは縁故入社らしいですが、明るいし話し好きで若いから経験詰めば問題ないし営業にぴったりと好印象でした。社労士さんは性格が原因なのか退社を辞めて田舎にUターン就職したのでした。なにしろ有名大卒の大企業経験の社労士取得者です、口下手でも田舎の小さな会社に応募したら採用担当者も内定出しちゃいます。
高卒中心のこの田舎の会社内では《営業だったら明るい有能な高卒が陰気な大卒に勝つ》というサクセスストーリーが勝手に出来上がっていました。
本人たちにとっては大変迷惑な話ですよね。
結果発表
約二年間営業にいたふたりの営業成績はというと
⇒どちらもひどい営業成績でした。
元気さんは話し上手ですが、営業マンとしてのマルチタスクがてんでダメで、アポイントを忘れたり書類などの管理などいい加減でサボりも多かったのです(しかし嫌いになれないタイプ)。30歳になった頃にまた実家の板金工場に戻って行きました。
社労士さんは勉強熱心でしたが予想通りコミュ障、真面目過ぎてうまく営業活動ができませんでした。退職を申し出たところ、会社の配慮で伝家の宝刀の社労士の仕事をするべく総務に異動してもらいました。
最後まで毎月の成績は全体でもいつもビリから1・2フィニッシュでした。どちらが勝ち負けでもなく、人柄も適性も知識もどれも大切なんですよね。
《得意な部分を伸ばそうと努力》《苦手な部分を埋めようと努力》
あなたはどちらのタイプになりたいですか