試用期間は企業と新入社員お互いにとって大切です。入社はしているので研修の意味が強いと思います。しかし、企業側では稀に期待した人物像との大きな違和感が生じたり入社した側でも想像した仕事ではなかった、とこの期間でギャップが双方生まれたりとなかなか人間というのは難しいものです。
勘違いした上から目線
建築関係の営業事務の仕事に就いた当時30代後半のAは、入社1か月後には上から目線に。
『簡単すぎて手が空く』
『みんな仕事が遅く非効率なのでは』
『すぐに見積書を作ってやってるのに~』
『これで賞与5か月とかぬるい会社だ』
などと言います。
仕事の内容を聞くと『私がさせられている仕事は~』とも話すのです。心の中で思っている事が完全に漏れてますね。入社一ヶ月でつまらないと散々文句を言っていたものの【慣れてきたら他の仕事どんどん振られる】という事実に3か月に気付き、上から目線の言葉はなくなりました。
試用期間に休むのはいいのだけれど
派遣社員時代、職場に中途入社してきた30代半ばのBさんという人がいました。社会人経験も10年以上ある分別の付く人です。そんなBさんは入社直後から何回かお休みをしていました。
『子供の入学式』『病院行きたい』『子供の運動会の翌日で疲れた』
お休みあるあるです(笑)
ホワイト企業でしたし、休暇の取得には理由は気にしませんし休みたいなら休んでもいいと思います。(但し、試用期間である事は忘れて欲しくないですけど)。入社して試用期間中は、有給休暇が使用できないもしくは付与されていない場合も多いです。Bさんは欠勤扱いでの休暇に納得していたのでそれ以上は誰も気にしていませんでした。
ところが試用期間が終わり正式採用となった後に、賞与の支給に際して【欠勤控除】なる項目があり毎月の給与と別途引かれていたのです。試用期間に休みまくっていたBさんは結構引かれていたみたいでショックだったそうです。残念ながら試用期間内に何度も休んだのは自分の都合です。
『次に転職したら余程の理由が無い限り欠勤しないようにしたい』
そう話したBさんは、入社翌年にまた転職されていきました。
誰の責任か揉める
忘年会で、上司達が採用した転職者が想像以上に使えない人材で試用期間で終了となった理由で揉め出しました。
『お前がいいって言ったんだろ』
『いや同調してくれたから同罪ですよ』
酒の席でやらないで欲しい。