転職と言うのは同業・同職種が一番採用されやすいので、会社の仕事内容ではなく人間関係や会社の方針で辞めたような人なら変わらず同じ業界での転職となります。
大手企業なら気にならないけれど、田舎の閉鎖的な地域の小さい会社の競合同士での転職はどうやらご法度に近い状態だったらしく。
そんな当時20代のBちゃんの甘酸っぱい出来事です。
内定がすんなり出た会社
Bちゃんはド田舎の山奥に住む20代でした。今はアラフォーとなり思い出話になり話してくれたお話しです。
人間関係に悩み新卒で入社した会社を退職し、1年も無職で仕事を探していました。ある日、地元の同業同業種の求人を発見しあれよあれよと内定をゲットしました。ガチの競合他社です。ちなみに前職の会社より更に小さい会社でした。
転職者はヨソ者
入社すると既に個人情報もイイ感じにシェアされ、知り合いの知り合いで繋がっちゃう環境でした。これは私も同じ経験があり同情しかありません。10年以上前ですから田舎の中小企業では転職がまだ珍しく保守的な会社ではヨソ者として【お手並み拝見】となります。わざと一人でやらせて陰で笑い者にしたりムラ社会の村民とは恐ろしい物ですね。モチロン傍観者も同罪です。
スパイかもしれない?
地域のイベントで地元企業が駆り出されたり出店したりしますよね。そんなイベントに参加した時に、前の会社の人達の出店ブースが近くにありBちゃんは嫌々ながらオトナとしてご挨拶をしました。
すると、現同僚たちは
『もしかして潜入スパイなんじゃねーの?!』
と半分本気半分面白おかしく言われたのです。
ウケ狙いでも言ってはいけない言葉です。
やめちゃった
Bちゃんはヨソ者扱いに病み退職しました。
社内で人事育成が間に合わなかったり、経験者が欲しいから転職者を募集するのです。転職者をうまく活用できない、活用する気が無い会社は成長しません。経営者陣の考えがせめて課長レベルに伝わらないといつまでたってもヨソ者扱いを続け、いずれ【裸の王様会社】になってしまうでしょう。
組織の大小に関わらず、マネジメントって重要。
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